場面は、一匹のカメがビンの中に閉じ込められながら海の上をぷかぷか浮かんでいるところから始まります。ビンは、波に揺られながら、洞窟の中に入り、浅瀬を波しぶきを立てながら、浜に打ち上げられます。打ち上げられたビンを、おじいさんが見つけて持ち上げようとしますが、おじいさんが手に触れた瞬間、ビンは割れてしまって、おじいさんは驚きおののいて尻もちをつきます。一方で赤ちゃんガメは、割れた瓶の中から飛び出して、海に向かっていきます。そして、波に飲み込まれた瞬間、カメの体はどんどん大きくなり、体調が1mは超えるであろう、大きな成体になりました。カメは、そのまま海に向かい、水しぶきを派手に立てながら、海を進み、すいすい泳いだところで潜水を始めます。南国の海の底は浅く、太陽の光が揺らめいて美しい様子なのですが、先方に急激に海底が深くなっている場所がありました。岩に囲まれた穴のようになっているその窪地の中には、大昔に沈んだのか、難破船が一艘沈んでいました。カメは一直線にその船室を目指し、船の中に入っていきました。船内にカメが入った瞬間に画面は白い煙と光で満たされ、画面は真っ白になるのですが、その煙の向こうに、うっすらと人魚のような人影が見えます。霧が晴れるより先に、その二人の人魚らしき人影は奥へ行ってしまったので、本当に人魚だったかどうかは分かりませんでしたが、視界が晴れた後は、おんぼろの船内が見え、床底には宝箱や壷、そして、カラフルな魚が泳いでいるのが見えます。大きなドアが開いていたのですが、そのドアにはウミガメの姿が描かれており、ドアの後ろに何かがいたのか、突然、ドアは突然大きく揺れて、その後、不思議なことに、カメの絵が黄金色に輝き始めました。光に包まれて、世界が一度完全にホワイトアウトした後は、なぜかアニメのような世界になり、目の前には五体の人魚が木造の船室の中にいる情景が現れます。金髪と黒髪の二種類の人魚がいるようです。人魚たちは無表情にこちらを見ていましたが、突然真ん中の黒髪の人魚が手に持っていた槍を高く上げ、そこから、光を天井に向けて放ちました。すると、部屋全体は黄金色に輝き、明るくなりました。人魚たちの後ろには、ドアがありその上には、カメの絵があるようです。その後、わきにいた二体の人魚が跪き、人魚たちが会話を交わします。そして、先ほど部屋を明るくした人魚が上に上昇し、槍をどこかに置いてから、ぐるっと部屋を回って、ドアを正面に跪きました。この人魚がドアをまっすぐ見つめるので、ほかの人魚もドアを見つめると、ドアがまばゆく白く光り、その光の中から、着物を着た女性が現れます。紙のようなものを開くと、立っていた二体の人魚が慌てて上昇しどこかにいなくなってしまいます。残された座っていた三体の人魚も、続いて、慌てふためいて、どこかへいなくなってしまいます。一人たたずむ女性の手から、その紙がひらひらと落ち、手前にやってきます。どうもその紙に書かれていてたのは、意味深な相関図で、ハンサムな若い男と、冒頭で登場したビンに入ったウミガメと、宝箱のようで、男からウミガメ、ウミガメから宝箱に矢印が伸びています。そのあと画面が真っ暗になった後、カメをビンから開放するきっかけを作った老人だと思われる人物が南国のビーチで目を覚まします。頭をかきながら寝ぼけたまま、砂浜をあてもなく歩き始めたのですが、途中で先ほど登場したのと同じ宝箱が砂浜におかれていることに、老人は気が付きました。驚いて宝箱をさすると、箱は怪しげに発光し、崩れ落ち、その中からひかりでできたウミガメが出現します。老人が驚いているとカメは歩き出し、そして、空を泳いでいきます。すると、空に海底で紙を持っていた美しい女の人が宙に浮いてカメを待っており、カメと抱擁を交わします。するとカメは次第に、先ほど紙に書かれていたのと同じ男の人になり、二人は空中で抱き合います。ほどなく、二人の体も光りはじめ、二人は光の粒となって消えてしまいました。ですが、光の粒は空中をただよい、最終的には夕方の空を上昇し、暗い夜空に光の柱を形成します。先ほどの老人は、砂浜でこの二人の再会を祝福し、天に手を振り続けていましたが、光を浴びているうちに、体がどんどん若返り、二十代くらいの若者になりました。自分の変化に気が付いて、喜んだ若者は、笑顔で二人に手を振り続けます。若者の後ろの夜の海には満天の星が輝き、人魚もまた、海面から姿を現し、槍から黄金色のハートを発射して、二人の再会を祝っていました。